【児童発達支援TODAY】~発達障害は遺伝・先天性~ 2018/8/14の記事一覧
【児童発達支援TODAY】~発達障害は遺伝・先天性~ 2018/8/14
かつて発達障害は「親の愛情不足」がその原因であるといわれていましたが、科学的に否定されています。
現在では研究が進み、遺伝子の要因が強く、先天的であることはほぼ確かです。
しかし発症の仕組みは完全には解明されていません。
世界各地の研究機関で遺伝子レベルや環境レベルの調査がされています。
なお、脳の機能が違う(例えば女性と男性も脳が違います)ため、根本的に治すというものではなく、
特性を見にくくする薬がいくつか開発されているにとどまっています。
基本的には発達障害は生まれてから死ぬまで一生付き合う特性と言えます。
現在、発達障害児者自体が増えたということではなく
「発達障害と診断される人が増えた」と解釈されるのが一般的です。
これは1980年代後半から診断基準が普及したことで、診断できるようになったことが主な理由と言えます。
発達障害自体の認知度が高まりに伴い、以前であれば「少し変わっているな」という程度で見過ごされていた方々が、保護者の気づきから専門家に繋がりやすくなったこともひとつの要因として考えられます。