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キャッチボール~運動編~

2021.11.22 | Category: 運動療育

こんにちは!TODAY is New Lifeです。
お子様方も様々な行事を乗り越え、今年のはじめと見比べると
更に頼もしく成長していることを実感するこの頃であります。

さて、先月、TODAYのDIR(自由遊び)の時間にお子さまの中で流行っております
ゴムボールにて行う「キャッチボール」についてお知らせをさせていただきましたが、
今回はその遊びを運動メニューとして昇華し、実施しましたので
そちらの様子をご報告させて頂きたいと思います。

今回、この運動を実施した目的として、
もちろん、身体の機能などの身体能力向上の思惑もございますが、
もう一つの目的として「他者との関わり、意識」がありました。
自由遊びとは違い、「運動メニュー」となると、
「楽しい」の基準が個人単位から集団単位に変わりますので、
取り組み方は大きく変わります。
特に、キャッチボールは必ず他者が存在する運動になりますので、
自然と職員、お子様同士の関わり合いが発生します。
発達障害をお持ちのお子様の中には、お友達と接することを苦手としているお子様や
自分の意志を集団の中で出すのが難しいお子様も少なくありません。
他者と関わる機会が多い運動はそういったお子様にとっても有効的なトレーニングになりえます。

まずは、二人一組になるように職員がお子様を指名し、
一組ごとにボールをお渡しします。
お互いの位置はマットを敷き、指定してありますので、
「勢いよく投げ過ぎてしまう」「相手のいないところに投げてしまう」という点は
ある程度防ぐことが出来ます。
そこからは自由にボールを投げ合っていただきます。
相手がお子様同士であることで、「相手がキャッチしやすいボール」を潜在的に意識することが出来ます。
また、「ボールを投げる・キャッチする」という動作がまだ苦手なお子様の場合は
床に転がすなどして、ボールに親しめるように職員が補助をしました。
これまで、あまり行なってこなかったシンプルな運動ではありましたが、
お子様同士で、とても楽しそうに取り組んで頂けました!

目的としていた「他者との関わり、意識」については、
こちらが意図していた以上にお互いのことに気を配って取り組んで頂けたと思います。
お子様方もとても楽しんで頂けたようですので、
このままメニューとして定着させ、
今度は身体的な機能についてもご報告させていただきます。

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