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どうしたら着席できる?

2020.11.09 | Category: くもん

こんにちは。TODAY is New Lifeです。

TODAYのプログラムには毎日くもんの時間を組み込んでいます。
椅子に座り、机に向かってプリントなどの教材に座って取り組むことは就学に向けて大切な訓練の1つです。
今まで入学をするとすぐに1人1つ席を与えられ、突然授業が始まります。
新しい環境で次々と新しいことが始まり、戸惑ってしまうお子様が多いのではと思います。
就学前にTODAYで『みんなで決まった時間に着席し、勉強をする』という経験をすることで就学時に少しでも生活しやすくなるのではと私たちは考えています。



とは言っても、着席をするということはお子様にとっては簡単なことではありません。
職員から座るように促しても座ることができなかったり、すぐに立ち上がってしまったり。無理強いすることはお子様にとってもストレスですし、「やりたくない」「いやだ」という気持ちが増してしまう恐れもあります。
そのため、TODAYでは様々な教材を提示し、まずは興味を惹きつけることから始めています。

その1つとして、公文の導入で『フラッシュカード』を取り入れるようになりました。
公文の時間になったときに「くもんを始めるよ。座ってください。」と言ってすぐに着席をすることが出来るお子様ばかりではありません。
お子様が座りたくない理由を考えると「まだ遊びたい」「何をするか見通しが立っていない(イメージができていない)」「他にやりたいことがある」など様々です。
そのようなお子様に「座って」と着席を強制しても、気持ちを切り替えることは難しいですよね。
そこで、無理に机へ誘導するのではなく、どうすれば興味をもって近づいてきてもらえるかを考えます。



「公文を始めるよ」と声を掛けてから、並べられた机の前で職員が絵カードをフラッシュしながら読み上げます。
この日はこの時点ではまだ自由に立ち歩いているお子様が半分くらいいらっしゃいました。
また、着席していても後ろを向いたり、職員の方を見ていなかったり、集中できない様子のお子様もいらっしゃいます。



たとえ誰にも見てもらえなくても、職員は鋼の心で絵カードを読み上げ続けます。
すると、徐々にお子様の視線が職員の方に向き始め、立ち歩いていたお子様も自ら近づいてきてくれました!



フラッシュカードを進めていくうちに徐々にお子様が集まっていき、ある程度注目を集めることができたらご挨拶をして公文をはじめます。



言葉で「公文を始めるよ」と言ってもイメージが出来ず、伝わらないお子様でも他のお友達がフラッシュカードを行っているところを見て公文が始まったということを認識できることがあります。
そのようなお子様に対しては言葉で伝えるだけではなく、様々な形でアプローチすることが効果的ですね。

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