【児童発達支援TODAY】~乳幼児の発達障害~ 2018/12/20の記事一覧
【児童発達支援TODAY】~乳幼児の発達障害~ 2018/12/20
発達障害児支援の胆は早期療育です。このためこの時期はできるだけ早く診断と療育を受けられる事をおすすめします。
適切な社会資源を利用しながら、両親を始めとした周囲の大人が発達障害について理解を深めお子様のプラスの特性を伸ばしていくことが重要となります。
また、発達障害の特性は「個性」として捉えることもできますが、
根本的には「障害」であることを併せて考えてく必要があります。そのため、
お子様本人の努力だけでは成長・改善できない部分があるということを忘れないでください。
無理をさせないこと・環境の方を整えていくことも意識して対応していきましょう。
発達障害は先天的な脳の特性であるため、(適切な支援によって見えにくく現れづらくなりますが)
生まれてから死ぬまでその特徴は続くと言われています。
ただし、目に見える障害ではないため、生後すぐに診断がおりることはありません。
また、各障害によって診断を受けられる時期も異なってきます。
ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群):早い場合1歳半頃に疑いがかかり、3歳以降に正式な診断がおりる
ADHD(注意欠如多動性障害):4歳以降
LD(学習障害):小学校以降、学習が本格的に始まってから
凸凹の見え方や周囲の理解によって、診断や特徴がわかりづらいまま成長し、
学齢期や大人になってから診断を受けるケースもあります。
診断が早いから重度、あるいは、診断が早い方が一生生きづらい、というわけではまったくありません。