【児童発達支援TODAY】~ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは?~ 2018/10/9の記事一覧
【児童発達支援TODAY】~ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは?~ 2018/10/9
「ソーシャルスキル」とは、対人場面において、相手に適切に反応するために用いられる言語的・非言語的な対人行動のことで、
その対人行動を習得する練習のことを「ソーシャルスキルトレーニング」といいます。
ソーシャルスキルは先天的に獲得される能力ではありません。
人は生まれてから多くの人たちと関わりながら知識を身につけ成長していきます。
ほとんどの子供は、わざわざトレーニングをしなくても、親や周りの人の行動を見聞きしたり、
「挨拶しなさい」「そんなことを言ってはいけません」などのように、言葉で習ったりして、自然に社会生活に必要な行動を習得し、
小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感も育っていきます。
しかし、発達面にアンバランスさのある子供は、それらのスキルの習得に何らかの困難さを抱えており、単に学校や家庭等で社会生活を過ごすだけでは適切な対人関係を築くことが難しいのです。
その困難さは、その子供の持つ特性によってさまざまです。
たとえば、衝動性が高く感情のコントロールが苦手な子供は、わがままで乱暴な子と誤解されたりします。
また、人の表情が読み取りにくく場の雰囲気を理解しにくい子供は風変わりな子・自分勝手な子と思われて、友達との人間関係がうまく築けず集団生活が送りにくかったりしています。
特に、集団の中に入りにくい子供にとっては、人との関わりの場を持つことが少なく、スキルの獲得が困難になりやすい傾向があります。
そのため、このような対人関係につまずきを示す子供たちが、それぞれの発達段階において獲得すべきスキルを習得するためには、ソーシャルスキルトレーニングが必要となるのです。
TODAYでは就学してからお子さま達が困りごとの無いように、ゲームや、ディスカッション・ロールプレイを用いて
楽しみながらトレーニングをしています。
お子さま達の明るい未来を創るために、わたくしたちは出来る限りのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。