【児童発達支援TODAY】~発達性協調運動障害とは?~ 2018/9/29の記事一覧
【児童発達支援TODAY】~発達性協調運動障害とは?~ 2018/9/29
協調運動とは、手と手、手と目、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動です。
例えば、私たちがキャッチボールをする時、ボールを目で追いながら、ボールをキャッチするという動作を同時にしていますよね。
他にも、縄跳びをする時、ジャンプする動作と、縄を回す動作を同時にしなくてはなりません。
このような運動を協調運動と言います。
発達性協調運動障害とは、日常生活における協調運動が、本人の年齢や知能に応じて期待されるものよりも不正確であったり、
困難であるという障害です。別名、不器用症候群とも呼ばれていました。
手と手、目と手、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動が著しく困難な障害です。
キャッチボールが苦手であったり、消しゴムを使うと紙が破れてしまったりと、日常生活での運動に困難が現れます。
専門家のサポートも重要ですが、家庭でもできることは多くあります。
家庭で様々なサポートを行う場合は、まず、「こうするべき、こうあるべき」という先入観を捨て、
子どもと一緒に楽しみながらやることが長続きの秘訣です。
それには、身体全体を使った運動も大変重要です。
また、手で何かを握る経験や、握ったあとの状態を把握する機会を増やすことにより、
手の筋肉に入れる力の制御を学ぶことができ、つまむ機能や握る機能が育っていきます。