TEL

【児童発達支援TODAY】~ADHDの特徴~ 2018/6/28の記事一覧

【児童発達支援TODAY】~ADHDの特徴~ 2018/6/28

2018.06.28 | Category: 未分類

”不注意”タイプ と ”多動・衝動”タイプ
不注意さが強くでる人、多動性が強くでる人、その両方がでる人など、
同じくADHDと診断されたとしてもそのタイプは様々です。
(以前は不注意優勢型と多動衝動性優勢型、混合型という分類分けがされていましたが、現在は廃止されています)

一般的には女性に不注意傾向の方が、男性に多動傾向の方が多いとされています。
このため、物忘れなどはひどいものの、多動性はなくむしろおっとりしたタイプというのも十分にあり得ます。

また年齢によってタイプが変わっていく可能性もあります。
特に不注意が強くでるタイプは幼少期に気づかれず、大人になってから診断を受ける場合もあります。

”感情のコントロールが難しい”
ADHDの衝動性が強いタイプは、気持ちのコントロールが特に苦手です。
叱れば直ちに改善されるという類のものではありません。
まずは気持ちを落ち着かせ、冷静になってからなぜ気持ちが高ぶってしまったのか、どうしたらそのようにならないかを、周囲の大人が一緒になってご本人に考えさせる必要があります。甘やかすのではなく、適切な対応が必要というわけです。

感情のコントロールの練習をする際にはマイナスの感情(怒りや悲しみ)からではなく
プラスの感情(喜びや楽しみ)から練習していくとよいでしょう。
どんな感情でも、トレーニング次第では自分の力で興奮状態から落ちつくことができる、という実感を得ることが有効です。

また、適切な対応がとられていれば衝動性は年齢とともに落ち着いていく場合が多いことがわかっています。
周囲の大人たちが寛容に見守りつつ根気よく指導を続けてあげることが重要です。

一人ひとりに寄り添い、適切な支援を心掛けてまいります。

トップへ戻る