新緑が目に優しい5月が始まり、鳥のさえずりや、カエルの鳴き声も聞かれるようになりました。色とりどりのお花も一斉に咲き始め、スッキリと晴れた日には外にお散歩に行きたくなりますね。

TODAYの療育室では5月に入り、可愛らしいカーネーションが咲き誇っていました。先日の5月8日は母の日に合わせて、お子様達が作ったカーネーションです。
「いつもありがとう」の気持ちを込めて、花束の制作を行いました。
花束の形に切られた台紙に、花紙で作った花をいくつか貼り付けていくと、華やかな花束の完成です。


柔らかい花紙を手でクシュクシュと丸めると、お花になるのですが、お子様の小さな手に握られた花紙が、手を広げると可愛らしいお花になる様子は、可愛らしい手の中に宝物を握っているようでした。
そして、花紙の丸め方にもお子様の個性を感じる制作でした。花紙を優しく握り両手で丸めていくお子様、花紙を端から丁寧に巻いていくお子様、「ママ、喜んでくれるかな？」とママの反応が気になるような言葉も聞かれました。

お花の制作は指先を使いながら、そして、握る強さも調整しながらの作業で、お子様達も集中して取り組んでいる様子が見られました。ふんわりと柔らかく、優しい色合いの花紙に触れることで、体も心も落ち着くのかもしれませんね。
お花をひとつずつ作り、ひとつずつ台紙に貼っていくことで、次第に華やかな花束になっていく様子も、お母さんへの思いを膨らませる時間になったようです。

日本では母の日に赤いカーネーションを贈る風習がありましたが、今では色とりどりのカーネーションや紫陽花などが花屋の店頭に並んでいる様子が目につきます。皆様もお母さんを思い浮かべながら、お花を選んだり、どんなプレゼントにしようかと悩んだり、プレゼントはできなかったけど感謝の気持ちを抱いたりと、お母さんへ温かい気持ちを寄せる日を過ごされたかもしれません。
これからも、当たり前の日常の中に、ささやかな温かさを感じながら、日々を大切に過ごしていきたいと思う5月の始まりの「母の日」の制作でした。