【児童発達支援TODAY】~ソーシャルスキルトレーニング(SST)で大切にしたいポイト~ 2018/10/27の記事一覧
【児童発達支援TODAY】~ソーシャルスキルトレーニング(SST)で大切にしたいポイト~ 2018/10/27
①ほめる
ほめる社会性を身につけている大人から見ると、
社会のルールに従うことのできていないお子さまの行動は目につくものとしてとらえられるかもしれません。
しかし、子どもにとって叱られたり注意をされたりすることは嬉しいことではありません。
それどころか、叱るという行為は社会性を鍛えるのに逆効果の場合もあるのです。
できないことを叱るのではなく、できたことを認めて褒める、チャレンジそのものを褒める、
ということが子どもが楽しみながら自然に社会性を身につけていくのに重要なポイントなのです。
②スモールステップを踏んでいく
SSTを必要とする子は、生まれてから育っていく中で自ら周りの人を観察して、社会性を身につけていくのが苦手な子どもです。
そのため、一般的に当たり前だと思われる会話や行動・思考が自然にできないケースが多く見られます。
同時に、その子がそれまで積み上げてきた「当たり前」も存在します。
その当たり前を変えるのには長い時間と、多くの小さなステップを踏まなければなりません。
指導する側に立つ人は、長い目で物事をとらえ、ゆっくりと成長を見守っていく姿勢が必要なのかもしれません。
③指示は具体的にする
SSTを必要とする子どもも大人も、行間を読んだり、空気を読むことや曖昧なことが苦手です。
「あれ」「これ」といった代名詞、「適当に」「いい感じに」といったあいまいな言葉を聞くと、困ってしまいます。
普通の人だと分かるようなレベルの曖昧さも発達面にアンバランスさのある子供にとっては、なかなかの強敵なのです。
行って欲しい行動や指示は、できる限り細かく分け具体的にしてく!!
例えば代名詞や抽象的な言葉(適当に、きちんと、いい感じに、など)は使わず、
5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにやればいいのか)を明確にすると、分かりやすくなります。
心掛けていきたいですね。